大阪 建築設計事務所

大阪の建築設計事務所に12面体スピーカー”scenery“を納入いたしました。

オフィス部分と接客スペースが一体となった広い事務所ですが、スピーカーを対角に配置することで全体の音量も均一。コンクリートの空間は音が響きすぎることもありますが、大きな窓と植物や本による吸音のおかげで、バランスよく音が広がります。

樹種はコトグレー。KOTOいうアフリカの木です。グレーの染色は含浸染色といって、木の素地の色を一旦脱色してから、色を染みこませる手法をイタリアで施しています。表面の着色塗膜の塗装とは違って、木の表情や陰影を残した状態での染色なので、角度を変えて見るとまた違った表情があります。

今回は既存の天井だったので、照明レールに吊り下げました。内装の色に合わせたスピーカーケーブルを使えば、露出配線でもあまり気になりません。

スピーカーの設置後、これまで聴いていた音楽も違って聴こえ、「あれを聴いたらどうだろう?」などとワクワクして色々なプレイリストをかけてしまっている(仕事にならない!笑)とのこと。
BGMによって気分を落ち着かせたり、逆に高揚させたりと、同じ空間でもまるで違う空気が流れるのが面白い。これからも事務所を明るく彩ることができますよう、願っております。

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