東京 南青山 フレンチレストラン「L’AS」


2012年2月、東京 南青山にオープンしたフレンチレストラン「L’AS」に12面体スピーカー”scenery”を納入しました。

表参道駅から徒歩5分。オシャレな店舗が建ち並ぶ一角に「L’AS」はあります。
店内は26席程度のほどよい空間。
見ての通り、客席からキッチンがつながっていてステージのように見える内装が特徴です。

一般的に、店舗のスピーカーは内装の邪魔にならないように角に配置するか、天井に埋め込まれていることが多いのですが
こちらのレストランは「よいおもてなしにはよい音を」というオーナーのお考えもあり
“scenery”は店内のほぼ中央上部にで〜んと吊られております。

こちらがオーナーシェフの兼子大輔さんとソムリエの田辺公一さん。
若いお二人ですがその経歴はスゴいんです。
こんなお二人のお店なんだから美味しくないわけがない!


この日は関係者を招いてのプレオープンの日。
私たちもご招待いただき、お料理をいただくことができました。
普段フレンチレストランにはなかなか行く機会がないのでドキドキ・・・
  
まず最初に、私がアルコールを飲めないと伝えると出てきたのがこのワインのようなぶどうジュース。
ブルゴーニュのワインに使っているものと同じぶどうで作られたものだそうで、とっても濃厚な香り。
そして野菜のポトフが登場。まずはその色にビックリ!写真では伝わりにくいかもしれませんが、
スープがピンク色でその上にかかったオイルの模様がなんだか化学実験のような鮮やかさ。
しかも食べて二度ビックリ!見た目の面白さとは裏腹に、味は素材の味を活かした優しい味。
気になっていたスープの色も十数種類の野菜から出た自然の色なんだそうで、本当に美味しかったです。
そしてフォアグラ!こちらは山芋と鶏のささみが入っています。
フォアグラと言えば濃厚なイメージがありますが、山芋の食感もありこんなにあっさりとフォアグラを食べられたのは初めてです。
  
そして白子のパイ包み。白子って和食の食材だと思ってた〜!ところがこれがフレンチに。
L’ASのお料理は次から次へとオドロキの連続。なのに味は優しく、とっても美味しいので次の料理の登場が楽しみで仕方ありません。
いよいよメインは鳩の胸肉のカツレツ。ナイフを入れると中にはフォアグラとたっぷりの肉汁が。その味は言うまでもありません。
そして〆のデザートはこんなに可愛いプチトマトのシロップ漬け。なんとオリーブオイルがかかっているんです。
果物のようなアイスのような、まさにこんなデザートは見た目も味も初めてです。
なんだかスピーカーの話よりも熱く長々と書いてしまいました。が、そのくらい美味しかったということです。
それにしても、ほろ酔い気分で美味しいお料理とよい音に包まれるほど幸せなことってないですね。ここはそれが実現したお店です!

「私たちのレストランは、全てを満たす完璧な高級店を目指すのではなく、おいしい料理、
おいしいワインを楽しむ事に特化した店作りを進めてみました。
5,250円というコースに思いを込め、正直でシンプルな経営を行い、分かりやすく、リーズナブルなことを心がけました。」
これがL’ASさんのコンセプト。まさに!これは通いたい。
メニューは2週間で変わるとのことなので、今はまた違ったメニューが楽しめるはず。
お近くの方は、是非行かれてみてはいかがでしょう?
味、サービスはもちろん、よい音鳴ってますよ〜〜
***
「L’AS」
〒107-0062 
東京都港区南青山 5-16-5 MA FIVE 1F
tel: 03-3406-0880
定休日:火曜日を中心に月6回程
http://www.las-minamiaoyama.com/

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