-報告-4/27 night cruising presents「0 + Sylvain Chauveau Japan Tour 2013 in KYOTO編」


night cruisingのコンピレーション『tone』にも参加したフランスの人気作曲家 Sylvain Chauveau
今回は、武満徹作曲賞を受賞したフランスの若手現代作曲家Joël Merah
パリ管弦楽団のパーカッション奏者Stéphane Garinと共に新しく結成したコレクティブ「0(ゼロ)」を引き連れての
再来日ジャパンツアーnight cruisingの主催京都公演、神戸公演の音響を担当させていただきました。





新緑の鮮やかな4月の法然院。
今回のジャパンツアーの初日となる当日、
とても静かなグリーンの中に心地よく楽器の音色が響き渡ります。
一つひとつのパートをしっかり確かめながら手応えを感じるリハーサルとなりました。

Mrihiko Hara (photo by Yoshikazu Inoue)

(photo by Yoshikazu Inoue)
そして、夜は更け
薄明かりの部屋とほのかに緑が浮かび上がる庭を眺めつつ
Marihiko Haraさんのライブがスタートしました。
前回の法然院でも素晴らしい演奏を聴かせてくれた原さん。
静かな空間に音の粒が絵を描くように浮かび上がり、
時に聞こえる獅子落としや鳥の声と自然と調和した素晴らしい演奏で、
今回もスピーカーの特徴を見事に活かしてくださいました。





素晴らしい演奏で暖まった空気の中、
0ゼロのセッションが始まりました。
ギター、鉄筋、シンギングボールや木のおもちゃ。
ふわりと空気が変わり、3人の音遊びの世界に引き込まれます。
お互いの出す音を確かめながら、一つひとつの音が重なり合を作り出す
見事なセッションでした。
本当に楽しそうに演奏する笑顔に思わず吸い込まれそうになりました。

0(photo by Yoshikazu Inoue)

Sylvain Chauveau (photo by Yoshikazu Inoue)

Joël Merah (photo by Yoshikazu Inoue)

Stéphane Garin (photo by Yoshikazu Inoue)

(photo by Yoshikazu Inoue)

(photo by Yoshikazu Inoue)
今回、部屋の中心にアーティストが入りその周りをスピーカーで囲う形で
セッティングをしたのですが、
見事に空間に音が溶け込み、まるでそこにスピーカーの存在が無いと感じてしまう
くらい自然な環境を作ることができました。
そこに気配は無いけど演奏がさらに引き立つ、空気のような存在感。
スピーカー作りで目指すところが実現できた夜となりました。
今後、ますます今回のようなライブ環境を作って行けたらと思いました。
お越し下さったお客様、
この機会をくださったスタッフの皆様、ありがとうございました!
そして、神戸公演へつづく、、、。
 

recent posts

Pagetop