2016/3/5 美術と音楽の一日 rooms @芦屋市立美術館

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3月5日にnight cruisingと芦屋市立美術博物館の共催で行われる、<美術と音楽の一日「rooms」>に、sonihouseも音響で協力させていただきます。驚くほど豪華な試みですので、ぜひ。

美術と音楽の一日「rooms」は、サウンドアーティストの藤本由紀夫、映像作家の林勇気と音楽家の米子匡司、サウンドインスタレーションの原摩利彦、 ミュージシャンのharuka nakamura、西森千明、Polar Mなどのアーティストの作品と併せ、芦屋市立美術博物館コレクション作品が展示されます。

国内外で活躍する作家や作品が会場の全館にわたって展示され、時間とともに変化し動き続ける作品を観賞する、とても意欲的で楽しみな展覧会です。どうぞ、3月5日は芦屋市立美術博物館にお越しください。
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art / music exhibition
美術と音楽の一日「rooms」

 
開催日   2016年3月5日(土)
開館時間  13:00-19:00
会場    芦屋市立美術博物館
観覧料   一般:1,200円(予約価格1,000円)、中学生以下無料
予約方法(事前にご予約いただいた方は予約価格でご入場いただけます。)
*3月4日(金)まで受付。
*定員となり次第、受付を締め切らせていただく場合がございます。
*年末年始(12/28-1/4)は休館中のため電話受付はできません。
下記、電話またはEメールにてお申込みください。
◯電話    0797-38-5432(代表)
◯Eメール  rooms□ashiya-city-museum.jp  □を@に換えてください
(「3/5 rooms」を件名に、お名前(カタカナ/フルネーム)、人数、連絡先を明記の上、送信下さい。)
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参加アーティスト

haruka nakamura(コンサート)、西森千明(コンサート)、林 勇気+米子匡司(ライブパフォーマンス)、原 摩利彦(サウンドインスタレーション)、藤本由紀夫(公開制作)、Polar M(コンサート)、村上三郎(紙破りの記録映像)、小杉武久(作品/当館所蔵)

出店
appleの発音、食堂souffle 、GRAM COFFEE BREWERS
主催    芦屋市立美術博物館
共催    night cruising
後援    兵庫県、兵庫県教育委員会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、
      NHK神戸放送局、FM802
協力    sonihouse、ZBOオーケストラ
芦屋市立美術博物館
〒659-0052 兵庫県芦屋市伊勢町12-25
0797-38-5432
ashiya-museum.jp/event-program/8602.html
芦屋美博マップ_2015
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haruka nakamura

青森県出身、音楽家。「grace」「twilight」「MELODICA」「音楽のある風景」、コラボレーションでは「afterglow」「12 & 1song」などを発表。青木隼人とのDUOで、「FOLKLORE」を発表し、旅をしている。同時に、最新作「音楽のある風景」のPIANO ENSEMBLE編成による全国ツアーも敢行中。台湾を含める10公演以上の開催。「THE PIANO ERA2015」に出演。

 
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西森千明

2014年3月、2ndフルアルバム「かけがえのない」を発表。田辺玄(WATER WATER CAMEL)を録音・ミックス・マスタリングにむかえ、古い木造の校舎で録音された。鳥の声、樹々の揺れ、床のきしみなど、近くから遠くまでさまざまに響き漂う音に、柔らかくも芯の通ったピアノの旋律と、木管楽器のような歌声が溶けていく。風景や時間の移り変わりに寄り添うように、悠々と奏でられた音楽。生演奏はいわゆるピアノの弾き語りとは一線を画し、その場の空気に溶け込むたおやかで自由な演奏と、言葉のベールをまとった声音で、「そこに居るだけで心が開いていく、まさに自然の豊かさそのものの音楽」 との賞賛を受ける。どこか遠くで響いているかのような歌声とピアノの音色が、風や光のように、空間に、聴く人ひとりひとりにふりそそぐ。心もからだも一緒になって聴くことができる、根源的な音楽を紡ぐ音楽家。

 
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林 勇気

映像作家。兵庫在住。1997 年より映像作品の制作を始める。国内外の美術展や映画祭に出品。自身で撮影した膨大な量の写真をコンピュータに取り込み、切り抜き重ね合わせることでアニメーションをつくる。その制作のプロセスと映像イメージは、デジタルメディアやインターネットを介しておこなわれる現代的なコミュニケーションや記憶のあり方を想起させる。主な展覧会に2011年「あること being/something」(兵庫県立美術館)、「HUMAN FRAMES」(Kunst im Tunnel / ドイツ、Substa tion/シンガポール)、2013年「あなたがほしい i want you」(WELTKUNSTZIMMER/ドイツ)、2014 年「窓の外、恋の旅 – 風景と表現」(芦屋市立美術博物館/兵庫)、「HOME PARTY_2」(みずのき美術館/京都)
、2015 年 「アンカラ国際映画祭」(トルコ) など。

 
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米子匡司

音楽家。大阪在住。トロンボーン、ピアノ奏者。プログラマ。楽器と電気やコンピュータを使って音楽を演奏するほか、その場所の環境を含んだインスタレーションとしても製作。音楽活動のほか近年の主な活動としては、自分や友人の作った物を販売するための自動販売機の製作とストリートへの設置、大阪・安治川沿いの倉庫を使った住居兼オープンスペースFLOATの運営、人が見聞きした事とそれについて考えた事を書くための紙とウェブの雑誌『余所見』の発刊など。グループワークとして電子即興アンサンブル SjQ(cubicmusic/HEADZ)、および SjQ++のメンバーとしても活動。同グループにて 2013 年アルスエレクトロニカ・デジタルミュージック部門優秀賞を受賞。主な個展に『街の道具・その他のこと』(2011、梅香堂[大阪])、近年参加した展覧会は『OPEN GATE』(2015、Hin Bus Depot Art Centre[マレーシア])など。

 
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原 摩利彦

作曲家。京都在住。京都大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修士課程中退。「静寂の中の強さ」をテーマに、エレクトリックミュージックから器楽曲まで作曲活動を行う。舞台や映像のための作曲も精力的に行い、ダミアン・ジャレ+名和晃平『Vessel』、『東京キャラバン』(総合演出:野田秀樹)、白井剛+キム・ソンヨン『原色衝動』(写真:荒木経惟)、寒川裕人『sansui』等の音楽を担当。またダムタイプ高谷史郎プロジェクトメンバーとして、パフォーマンス作品『ST/LL』(音楽:坂本龍一、南琢也と共同制作)、『CHROMA』に参加している。

 
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藤本由紀夫

サウンドアーティスト。大阪在住。大阪芸術大学音楽学科卒。80年代半ばより日常のなかの「音」に着目した装置、サウンド・オブジェを制作。インスタレーションやパフォーマンス、ワークショップを通じて、空間における「音」の体験から新たな認識へと開かれていくような活動を展開している。主な個展に1997年から2006年まで10年間毎年1日のみ開催された展覧会「美術館の遠足」(西宮市大谷記念美術館/兵庫)、2001「四次元の読書」(CCGA 現代グラフィックアートセンター/福島)、2006年「ここ、そして、そこ」(名古屋市美術館/愛知)、2007年「ECHO – 潜在的音響」(広島市現代美術館/広島)、「哲学的玩具」(西宮市大谷記念美術館/兵庫)、「+/-」(国立国際美術館/大阪)、「関係」(和歌山県立近代美術館)など。主なグループ展に2001 年「第49回ヴェニス・ビエンナーレ」、2007年「第52回ヴェニス・ビエンナーレ」(ヴェニス)など。

 
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Polar M

ギターサウンドを中心に展開されるサウンドスケープ。繊細ながらも強い情感を持って鳴らされるそのサウンドは、深く静かに、そして壮大に独自の世界を形成していく。2011年にファーストアルバム『Northern Birds』をNKR(Nomadic Kids Republic)より、またセカンドアルバム『The Night Comes Down』をshrine.jpよりリリース。2013年には盟友Marihiko Haraとの共作アルバム『Beyond』をマレーシアのレーベルmü-nestよりリリース。国内外でのライブ活動をはじめ、映像やダンスへの楽曲やリミックスの提供、ギタリストとしてのライブサポートなど、着実に活躍の幅を広げている。そして2014年11月、3年ぶりとなる待望の新作『Hope Goes On』を京都発のレーベルnight cruisingよりリリース。

 
村上三郎

美術家。兵庫生まれ。1925-1996年。1949年伊藤継郎に師事、翌年より新制作派展に出品。1952 年、新制作に出品していた白髪一雄、金山明らと「0会」を結成。翌年吉原治良と出会い 1955 年具体美術協会に参加。ハトロン紙を袋貼りにした屏風を身体でつき破る作品によって新境地を開く。具体中期には激烈なアクション・ペインティングを発表するが、解散後は会期中一言も発しない《無言》に代表される能動的表現を放棄したかのような作品群を発表した。

本展では、生前行った〈紙破り〉の記録映像を上映。
 
小杉武久

音楽家。東京生まれ。1957年東京芸術大学音楽学部楽理科入学。1960年、学友らと世界で最初の集団即興演奏を行うグループ「グループ・音楽」を結成。1962 年よりイヴェント作品が「フルクサス」のメンバーによって、欧米各地で演奏され始める。1969年「タージ・マハル旅行団」を結成、国内外のロック・フェスティバル、現代音楽祭などに参加。1977年「マース・カニングハム舞踏団」の専属作曲家・演奏家に就任。個人としても世界各地でコンサートを開催するとともに、サウンド・インスタレーション作品を発表。

本展では当館所蔵作品《Metal Interspersion》(1991年)を展示。

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