2018/5/5-6 内田輝 調律を通した音のワークショップ&演奏会「聴く」からはじまる

紀元前5世紀、ピュタゴラスが発見した「音の法則」。この偶然的発見から2500年ほど経て、私たちはピアノに触れています。彼らはどんな響きを体感していたのでしょうか?

紀元前の人々が体感した「音の法則」をピアノ調律を通すことで、全ての音楽、全ての日常音を、音の原理から聴ける耳が養えます。

耳をひらくことで、日常に溢れている音の本来に気づき、音への思い込みから解放されます。
ピアノが弾けなくても、音楽家でなくても、表現をするすべての人に。
「聴き方」がその後の「在り方」へと変わるきっかけとなるワークショップです。

二日目は笙奏者の伊藤えりをゲストに迎えた演奏会。
内田の弾くクラヴィコードと笙、いずれも音量は出ないのですが、それ故にとても微妙なニュアンスと色彩の変化を可能にする古楽器です。耳を澄ます、という能動的な働きかけによって、これらの楽器の醸し出す豊穣さを享受する歓びが生まれる貴重な二日間です。

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内田輝
音楽大学でサックス専攻後、ピアノ調律 & 楽器製作の師匠に就き、演奏者、調律師として国内外を巡る。アンドレ・メマーリ、ボボ・ステンソンなど国内外のピアニスト達の調律を行い、調律から観る様々な音との対話方法を伝える『音のワークショップ』を開催。また、14世紀に考案されたクラヴィーコード(鍵盤楽器)の製作も手掛け、自作の楽器で演奏活動をしている。楽器製作家-調律師-演奏家を一つにする事を目的として活動している。
http://baroquevoice.tumblr.com/


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ゲスト:伊藤えり(笙奏者)
東京藝術大学音楽学部楽理科卒。多忠麿、多忠輝、芝祐靖、松井北斗、宮田まゆみの各師に師事。在学時より雅楽演奏団体「東京楽所」にて、舞台、音楽祭、CD録音に参加。現在は奈良県に在住、雅楽の源流に触れながら、笙や雅楽の現代性にも注目、紹介・普及に務めている。
https://www.eriito.com/

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内田輝 調律を通した音のワークショップ&演奏会「聴く」からはじまる

5月5日(土)12:30 open / 13:00 start
調律を通した音のワークショップ(約4時間/4名限定)

5月6日(日)14:30 open / 15:00 start
演奏会
ゲスト:伊藤えり(笙奏者)

会場:sonihouse(奈良市四条大路1-2-3)
参加費:ワークショップ¥15,000/演奏会¥3,600/両日通し券¥18,000
高校生以下は演奏会のみ¥1,000にてお申込いただけます。
ご予約:「内田輝参加予約」をタイトルに「参加希望日・お名前・人数・電話番号」を記載の上info@listude.jpまでご連絡ください。

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