
listudeの森のホールでは、こけら落とし「初演」に続き、青柳拓次を迎えてのソロ・ギター公演を行います。昨年にはデビューから34年を迎え、原点とも言える初のソロギター作品『海のなかの湖』をリリースした青柳拓次。本公演ではその音世界を核に、新たな録音の息遣いと、森という場が引き出す生の鳴りを丁寧に紡ぎます。
木漏れ日と静寂、7.3mの天井がつくる余白──そこに一振のギターが立ち現れ、音は森へと広がっていきます。小さな音量で深く聴くことの喜びを、森のホールで共に味わえれば幸いです。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
青柳拓次
音楽家。1971年東京生まれ。幼い頃よりギター、ピアノ、後に打楽器、民謡を学び、独学で作曲を始める。1990年バンドLittle Creaturesでメジャーデビュー。ソロのKAMA AINA名義では、イギリス、デンマーク、ドイツのレーベルからアルバムをリリース。国内外の舞台音楽を手掛け、ドキュメントを含む9作品の映画音楽を作曲。パリの地下鉄、ミュンヘン、沖縄、シチリア、ハワイ島の音楽家と現地録音盤を制作。2013年より、声を響き合わせるワークショップCIRCLE VOICEを主催。2024年初のソロギターアルバム『海のなかの湖』をリリース。
アーティストインタビュー(2024年KING INTERNATIONALより)
『海のなかの湖』とその足跡 ① 〜クラシックギタリストの母・小原聖子と語り合う
『海のなかの湖』とその足跡 ② 〜 LITTLE CREATURESのメンバーで語り合う
『海のなかの湖』とその足跡③〜プロデュースを手がけたドラマー・福盛進也と語り合う
青柳拓次 Solo Guitar Concert
2025年11月22日(土)
15:00 開場
15:30 開演
17:00 終演
-参加費-
前売4000円(1ドリンク制)
当日4500円(1ドリンク制)
-場所-
listude 森のホール
(山梨県北杜市大泉町谷戸7543)
※お車でお越しの方は、駐車場が限られているためできるだけ乗り合わせでお越しになるようご配慮願います。
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同時開催:フィールドレコーディング講座「静かな森で耳を澄ます」第四回
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音に意識を集中する、ありそうで実は滅多にない機会です。日常では視覚と聴覚が連動して出来事を知覚することがほとんどですが、本講座ではフィールドレコーディングという営為を通して「聴くこと」に身体ごと向き合います。環境に潜む振動を拾い上げ、録音装置が増幅した音を聴くことで、身体と場の新たな関係性を見出していきます。
本講座は、大磯で音と場の実践を続けるSALOによる「出張開催」というかたちでlistudeの森のホールにて実施されます。SALOがもたらす場づくりの視点と、listudeの静かな森が出会う特別な機会です。メイン講師に柳沢英輔(『フィールド・レコーディング入門 響きのなかで世界と出会う』著者)を迎え、フィールドでの録音実践を通じて、環境音と身体の新たな関係性を探ります。
特別に、当日の青柳拓次のソロ演奏を録音素材として扱う許諾を得ており、講座参加者は音楽を「録る」「聴く」「編集する」というプロセスを通じて、フィールドレコーディングの視点から音楽を再発見することができます。
1日目(11/22):講義+フィールド実践(森の中での録音)
2日目(11/23):編集、発表・ディスカッション
お申込み(青柳拓次コンサートの鑑賞も含まれます)
https://t.livepocket.jp/e/fieldrecording4 (受付開始 10月8日 21時〜 )
定員:11名
参加費:30,000円
問合せ:talk.to.salo@gmail.com
共催:listude
主催:SALO
静かな森で、聴く身体を整える時間へ。ご参加を心よりお待ちしております。