
京都・岡崎、平安神宮のほど近くにあるレストラン「Cenci」に、12面体スピーカー“scenery” を導入いただきました。
京都のイタリア料理店で研鑽を積んだ坂本健氏が、ジャンルの枠にとらわれないイタリア料理によって「京料理」を表現した「Cenci」。店内はウォールナットを基調とした落ち着いた空間です。入口扉や家具も同じ素材で統一され、深い木の質感が店全体の空気をつくっています。この空間に、ウォールナット仕上げの12面体スピーカー “scenery” が2台、天井から吊るされています。家具や建具と同じ素材で仕上げられたスピーカーは、装置として主張することなく、空間の一部としてそこに佇んでいます。


高い天井と、木やレンガといった素材が音を適度に受け止め、響きをやわらかく整えます。料理の香りや人の気配が自然に溶け合うように、音もまた空間の中に静かに馴染んでいきます。
坂本シェフが素材の個性を引き出すよう料理を組み立てるように、この場所の音もまた、強く主張するのではなく、空間の輪郭を整える役割を担っています。料理、器、光、素材、そして音。それぞれが競い合うことなく重なり合うことで、ここにしかない食事の時間が生まれています。


今回の導入は、既存のスピーカーとの置き換えというかたちで行われました。壁内配線されたケーブルや設置位置はそのまま活かし、スピーカーのみを “scenery” に変更しています。設置場所や台数は以前と変わらないにもかかわらず、音の広がりや解像度は大きく変化しました。小音量でも音楽の細やかな表情が伝わるようになり、店内の空気がより自然に整うようになったと、シェフやスタッフの皆さまにも喜んでいただいています。
Store Information
イタリアンレストランCenci
京都市左京区聖護院円頓美町44-7
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モデル:12面体スピーカー “scenery“(1セット)
仕上げ:ウォールナット(吊型)
空間種別:レストラン
配線方法:壁内配線(既存の天吊りスピーカーとの置き換え)
天井:木毛セメントボードにアイプレート