-報告-2021/11/13 sat. – 14 sun. 「地奏 vol.2 -ASUKA-」

11/13 sat. 17:30

飛鳥寺の宿坊「修徳坊」へ到着。中庭に設えられた夕食会場へ。

「地奏」の食事を担当するpurjeの高橋氏によってお茶が入れられ、夕食のスタート。しかしこの会場、灯りがなくほとんど手元が見えず、さらにはカトラリーも見当たりません。

手元に配られたのは、おそらく色々な食材が並べられたお皿とお鍋のようなもの。わずかなロウソクの光を頼りに目をこらすと、お皿の横に大きなハマグリの貝殻が。これを使って食べるのだ、と気づきます。

視覚が役に立たない状況での食事は、残りの感覚をフルに使って集中するため、いつの間にか全員無言に。。。今食べているものは何か、これは食べても安全なものか、日常とは全く違う、本能的な食事の時間。ハマグリの貝ですくったご飯をほおばるときの感情は、まさに食物に「生かされている」といった喜び。「感情」の喜びです。古代の人々の暮らしを模し、想いを馳せます。

11/13 sat. 19:05

食後は、宿坊からほど近い大伴夫人之墓へ。さらにここで、暗闇で音を聴くワークです。夕方に行ったワークと同じく、自分を中心として音を分類し記述していきます。時間が変われば虫や鳥の声も全然違います。

11/13 sat. 19:45

宿坊に戻り、大広間に集合。各自しおりをシェアして、一日分を振り返ります。「普段使わない筋肉を使ったようで、心地よい疲労感がある」「自分がいかに普段、視覚を頼りに生きているかがわかった」「通っている学校の近くに川が流れているが、川という記号でしか認識していなかった。水のワークで、川の音にも種類があると気づいた。」「(食事のとき)見えないストレスが強くある一方、見えないことを楽しむ自分もいた」「どんどんと感覚が開いてきて、最後は月と会話しそうになった(笑)」などなど。

最後は各自「音日記」を書いてもらいます。

Q1.今日聴いた珍しいと思う音、その音に対するあなたの反応、音環境全般についてのいろいろな意見、重要だと思うことなど
Q2.サウンドスケープから消えつつあると思われる音
Q3.サウンドスケープに新たに入り込んできた音
Q4.あなたの人生で経験した最も心に残る音。1つか2つ書いてみよう

日記が書けたらようやく解散。明日の早朝ワークに備えて就寝。。。

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