【満席】2022/10/1 sat. 音欒 -OTOMARU- vol.1 開催いたします


「音欒(おとまる)」とは、listudeとpurjeが共催する音と食の新しいイベント。その場、その時でしか生まれない音や土地の食を通じて、感覚の広がりを体験する内容です。

「音欒」の「欒」という字は「団欒」という言葉に使われ、意味は「もつれて絡み合う、複数の人と人とが和やかな様子」を表します。音楽と食を媒介に繊細な感覚を開き、奈良・宇陀の地の豊穣の季節を祝う場と時間。いつの季節にも同じものが食べられる現代に、本来暮らしの中にあった秋の収穫への祝祭。ここに密やかな音と繊細な料理で小さな祝いの場をつくりたいと考えました。おそらく奈良に都があったよりも以前、古代から祭祀の場であった劒主神社にて遠い過去の人々に思いを馳せつつ、現代の私たちが祝い楽しむ場。それが私たちの考える「音欒」です。

第一回のゲストとして音楽家の内田輝さんをお迎えします。内田さんの活動はサックス演奏から始まり、ピアノ調律そしてクラヴィコード演奏から、その製作まで。音楽家の枠を超えるような活動に見え、実は一貫して「聴く」ことにこだわった一本の太い芯の通ったような活動を続けてこられています。生まれたばかりの「音欒」のコンセプトにふさわしい方をお迎えし、秋の森で皆さまのお越しをお待ちしております。

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生まれた音はゆらゆら漂い 
仲間の音の余韻を受けて
僕らの耳にたどりつく。

この地で生まれた音たちと
この地で生まれた豊かな実りと
秋の円居といたしましょう。

白色のおおきな珪石を御神体とする「劔主神社」
周りは田んぼに囲まれて、虫や鳥たちの声が聴こえます。
江戸の頃から、しずかにここにあるのです。

秋のはじめに、宇陀 宮奥・劔主神社にて
listudeの「音の愉しみかた」を
音楽家・内田輝から出る「音」を聴きながら
purjeがつくる「食」と共に感じませんか。
この度、豊穣への感謝となる「音欒-OTOMARU-」
開催いたします。


photo by.feelkiyomizudera

演奏/内田輝
サックス奏者として活動後、ピアノ調律を吉田哲氏に師事。音の調律から観る様々な音との対話方法を伝える「音のワークショップ」を開催。チェンバロ製作家、安達正浩氏の教えのもと14世紀に考案されたクラヴィコード (鍵盤楽器) を製作。自ら楽器を作り、音を調律し、音楽家であること。この流れから音を響かせ世界を観たいと思っている。
https://akira-uchida.jp/

食事/purje
プルィエは奈良の奥大和、宇陀のレストラン。プルィエは北欧の言葉で「帆」。屋久島、京都、ニュージーランドでの生活を経て、3年前より自然農で野菜やお米を育て、魚を釣り、木を切り、自然から恵みをもらい、この地の味を表現している。
https://www.purje3182.com/home-om

音響/listude
2007年より奈良を拠点に、能動的な「聴く」からはじまる、もの・こと・感覚などを通してさまざまな提案を試みる。その場、その時でしか生まれない音を通じて感覚の広がりを体験する「地奏」プロジェクト、多面体・無指向性スピーカーの開発を行う。2021年、屋号「sonihouse」を「listude」に変更。

会場/劒主神社
奈良の中東部を流れる宇陀川の上流、作家・白洲正子が「かくれ里」と呼んだ宮奥地区に鎮座する。神代から社の背後の山頂にある白色の巨岩を御神体とする祭祀場であったとされる。社は江戸時代末期に造営。それまで「白色大明神」と呼ばれた。境内には杉の巨樹が聳え立ち長い年月の間そこが不可侵の神域であったことを現代に示す。

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「音欒 -OTOMARU-」 vol.1
2022年10月1日(土)※雨天決行 荒天中止
<朝の欒> 9:30 open/10:00 start
<夕の欒> 15:30 open/16:00 start

定員20名/各回
参加費 12,000円(食事・ドリンク代含む/当日現金にてお支払い) 

– 出 演 –
演奏/内田輝
食事/purje
音響/listude

– 場 所 –
奈良・宇陀 宮奥・劒主神社周辺(奈良県宇陀市大宇陀下宮奥318-2)
・近鉄奈良駅から車で約1時間
・ 近鉄奈良駅より近鉄榛原駅下車、榛原駅より奈良交通バス「大宇陀」下車(約1時間半)

– 申 込 –
ご予約は「10/1予約」をタイトルに、ご希望の参加回(朝or夕)、氏名、人数、電話番号、メールアドレス、現地までの交通手段(自動車or公共交通機関)を記入の上、info@listude.jp までお申込ください。

*ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送りいたします。
*野外でのイベントのため、歩きやすい服装でお越しください。夕方以降は肌寒くなりますので、上着の持参をお勧めします。
*音のワークや食事を通して、身体感覚を研ぎ澄ますような内容であること、またライブは静寂の中での繊細な演奏であることなどから、小学生以下の入場はご遠慮いただいております。
*定員が満員となり次第申し込みを終了いたします。

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