島根の改築M邸に14面体スピーカー”sight”を納入しました。出雲の海岸沿いに建つ古い民家を改修したその家は、風が通り抜け、波の音が常に聴こえる開放的な空間。部屋の中にいながらも十分に外の気配を感じることができます。
歴史の厚みを感じさせる立派な梁と組み合わされた新しい素材。天井も高く、音を出した瞬間からすでに場に馴染んだ響きが広がります。音響チェックの際に色々なジャンルの音楽を流したのですが、思いの外クラシックが伸びやかに美しく広がり、普段はあまり聴かないという家主が「これからクラシック聴きそう。（それに伴って、食卓のメニューも変わるかも？）笑」とおっしゃられていました。
周辺機器は、listudeの記事「トータル約20万円で組み合わす おすすめのオーディオ」で紹介したもの（YAMAHA WXC-50の代わりにWiiM Pro）が取り揃えられ、音も見た目もすっきりとまとまりました。Wifi経由で音楽を自由に選び流す便利さの一方、手間をかけながらも一枚ずつレコードをかける喜び、色々なスタイルで音楽との暮らしを楽しめるシステムです。
環境の音と馴染みながら、末長くご家族の暮らしを彩ることができますよう願います。
