イングランド・ヨークシャーから、サウンドアーティストの
:Jez Riley French(ジェズ・ライリー・フレンチ)が初来日。
マイク制作者としてもChris Watsonに
マイクを提供し、高い信頼を獲得する
気鋭のフィールドレコーディングアーティストが
12面体スピーカー”scenery”との共演で
繊細かつ先鋭的な音の思索を試みました。
act:
/ Jez Riley French
/ ASUNA
/ 原 摩利彦 Marihiko Hara
/musika-nt & omoidemaigo
oto-zure#2
イベントでは、Jezさんの他に豪華ゲストが最高のパフォーマンスを繰り広げました。
金沢在住、サウンドアートからインディ・ポップミュージックまで広範なフィールドで活躍するASUNAさん
プリペアドされたリードオルガンとエレクトロニクスによるドローンを演奏。
電子音と生音の間・・・、どう表現するべきか分からないような物質的で力強いオルガンの音が、
波動のようにこちらに迫ってくるようでした。
ASUNAさんから会場側の音とステージ側の音であまり違いがなかったので
演奏しやすかったと言っていただきました。
“scenery”との音の相性も非常に良かったのではないでしょうか。
京都から、 原 摩利彦 Marihiko Hara さん。
今回2回目の”scenery”との共演で、繊細で静寂感のある独特の音響世界を披露されました。
古いフィルムを映写機で映しながらのノスタルジーとロマンチシズムに溢れるパフォーマンスも秀逸です。
そして、奈良のomoidemaigoさんと神戸のmusika-ntさんの豪華な共演も披露されました!
なんと言っても、このお2人には第2回の「家宴」にも出演していただいているくらい、
その音楽は僕も大好きなお2人です。
もちろん”scenery”との相性も最高にバッチリでした!
お2人のジャズ的な瞬発力を感じる即興演奏はさすがの切れ味と、
ユニークな音の組み合わせで演奏にどんどん引き込まれていきました。
そして、この日のメインゲスト Jez Rily Frenchさんの登場です。
自作のコンタクトマイク(カッコイイ!)と何やら繊細そうな振動センサーみたいなものがテーブルに設置されていました。
モーターの振動や、デジカメやPCの電磁波ノイズをマイクで拾っての深遠な音響世界・・・。
コンセプチュアル・サウンドアートな趣きのライブでした。
イベント終了後、Jezさんから親しく話し掛けていただき、
スピーカーのことを熱心に質問してくださいました。
拙い英語でちゃんと伝わったかどうかは甚だ疑問ですが、
スピーカーの値段まで尋ねられたりして、
「安いね、イギリスだったら2倍から4倍くらいでいけるよ」と
言ってもらえた(ような気がする)ので、
著名なマイク製作者にこのような言葉をいただけて本当に光栄に思いました。
このような機会をいただき、イベント・オーガナイザーの浅利大生さんには本当に感謝です!
ありがとうございました!
また機会がありましたら是非!