-報告-2014/7/5 林勇気展『光の庭ともうひとつの家』PERFORMANCE+TALK+PARTY@神戸アートビレッジセンター

神戸アートビレッジセンターで開催中の映像作家 林勇気による個展『光の庭ともうひとつの家』、関連イベントのライブパフォーマンスの音響を担当しました。




林勇気さんは自身で撮影したり、インターネットを検索して集めた膨大な量の写真データを、
切り抜き重ね合わせることでアニメーションを制作しています。
今回の展示では、一般から募集したアンケートを元に、建築家のNO ARCHITECTSが回答者(=施主)の理想の家を設計、
写真データを素材に、それぞれの理想とする「架空の家」を映し出します。
小さく投影されたその世界には、さまざまな大きさ、形、立地の家が立ち並び、
家具や小物などの細部まで作り込まれているので、ふと気がつけば空想の世界に。。。

ライブ会場となったシアターでは、前のスクリーンに林さんの「もうひとつの世界」が映し出され、
音楽家の原 摩利彦さんが映像作品とのコラボレーションを披露しました。

会場には12面体スピーカー”scenery”を5台配置し、
キーボードからの音を中央のスピーカーから出し、まわりの4つのスピーカーに拡げるよう構成しました。
まわりスピーカーからは虫の声などの環境音なども同時に再生され、不思議な音場に包まれました。



林勇気さんの繊細で優しい世界観に合わせるかのように、
原さんの即興演奏も微弱で耳を澄ましなが味わう優しいものでした。
右から左へ流れる景色、どこまでも奥行きのある映像を観ながら音に包まれる体験は
まさに「もうひとつの世界」にトリップしたかのような夢見心地なひとときでした。
林勇気さんの展示は7/13までです。
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林勇気展『光の庭ともうひとつの家』詳細
http://kavc.or.jp/art/pg527.html
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