-報告-2021/11/13 sat. – 14 sun. 「地奏 vol.2 -ASUKA-」

「地奏 -CHISOU-」とは、その場、その時でしか生まれない音を通じて、土地に積み重ねられた層と感覚の広がりを体験するプロジェクト。今年2月に奈良県宇陀市を舞台に開催されたvol.1に続き、今秋vol.2を奈良県明日香村にて開催いたしました。

参加者は「まち歩き」「食」「音楽ライブ」からなる2日間のプログラムの中で、古代から紡がれる飛鳥の土地や歴史の視点を交えながら、自らの耳/身体/感覚を開き、そこに立ち上がる音風景に触れていきました。

11/13 sat. 13:00
参加者が甘樫丘豊浦休憩所に集合。ツアーのガイドを務める岩田茉莉江よりイントロダクション。地奏の主旨とツアーで使用するしおりの使い方を解説。

まずは全員で自己紹介。「名前」と「好きな音」を発表します。話す人以外は目を閉じ、耳をすませ、その声から人となりを想像します。最後にパッと目を開け、顔を確認。そこで発表した「好きな音」がツアー中のニックネームになります。

耳をひらく体操を行ったあとは、耳に手を当て歩き回ってみます。風の音、落ち葉を踏みしめる音、どんぐりが落ちる音、遠くで走るバイクの音。心の赴くままに自分の好きな場所を見つけて彷徨います。

自分の好きな場所を見つけたら、その場で寝そべってみる。マスクをしているせいか、今度は自分の息や心臓の音が聴こえてきます。不思議と自分自身が愛おしくなるような、落ち着きの時間となりました。

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