-報告-2021/11/13 sat. – 14 sun. 「地奏 vol.2 -ASUKA-」

11/13 sat. 15:00「W-04 音の質感」

明日香には目に見える水路だけでなく暗渠(あんきょ)や川も多く、いたる所から水の音が聴こえてきます。ここで、音の質感を感じ取る最初のワークです。

一本の長い水路の、五ヶ所のスポットの水の音を観察するワーク。ワークシートには「強度」「周波数分布と変動・きめ」「印象」の項目。水の音に耳を澄ませ、五ヶ所の音を分析し記述していきます。

今回のしおりと一緒に配られたのは赤青鉛筆。”感情”の記述は赤色で、”知性”の記述は青色で(人によってはその逆も。)色を使い分けながら描き進めます。

滝のように水が落ちるスポット、トンネルの出口付近のスポット、一本の水路でも細かに観察していくと、音の種類がまるで違うことに気がつきます。

“知性”で観察する「強度」「周波数分布と変動・きめ」に比べ、「印象」の項目はどちらかといえば”感情”で回答。ひとつの音に対して、”感情”と”知性”を行ったり来たりしながら、トレーニングのような時間です。

メンバーでそれぞれのシートをシェア。そっくりな回答もあれば、真逆の意見を聞いて驚いたりと、話が盛り上がります。普段であれば、五ヶ所全てが「水路の音」という認識でしかなかった音を聴き比べ観察することで、繊細な違いが気になりはじめます。

11/13 sat. 15:40「W-05 音を聴き分ける」

五ヶ所のトレーニングの集大成となるスポットへ到着。ここでは一ヶ所に音源がいくつも集まっています。地形を表したワークシートの図に、見つけた音源とその特徴を先ほどのワークと同じように記述していきます。

繊細に音を観察すると、水の音は流れ落ちる直接音だけでなく、周囲の地形や素材による響きの違いが多く影響していることに気がつきます。また、”知性”で聴くと”感情”がいつの間にか置いてきぼりになり、両立させることの難しさを実感しました。

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