2024/1/27 sat. MAKOTO SAKAMOTO Japan tour at listude

ドイツ・ベルリン在住のサウンド・パフォーマンス・アーティストMAKOTO SAKAMOTOが、2024年1月にリリースするアンビエントアルバム「emollient」とともに一時帰国。ジャパンツアーの奈良公演をlistudeで開催いたします。

わたしたち現代人は、日頃から社会や文化によってつくられた時間やルールの束縛のなかで生活をしています。そういった文化的な緊張のリズムによって固くなってしまったわたしたちの気持ちを優しく溶きほぐす「治癒」をコンセプトとして制作された今回のアルバム「emollient /エモリエント」。
ライブでは、そのプロセスとエッセンスを用いて、彼の特徴である狂気的な集中力・追求心、当意即妙でしか生みだすことのできない異形の音情景をリアルタイムに構築し、より抽象的で実験的なサウンドパフォーマンスを行います。
また今回のlistudeでは、液体を使った有機的なライブドローイングをプロジェクションし、即興による視覚表現を行うVJのKeiji Matsuoka(nuee)をスペシャルゲストに迎え、視覚と聴覚、二つの感覚を刺激する一夜限りのライブセッションを披露いたします。

当日会場では、パフォーマンスの「視」「聴」に加え、味合うために「味」「嗅」「触」の三つの感覚が必要と言われているワインと、大阪でヴィーガンを中心とした手作りお菓子を販売する「cirsq」によるワインに合わせて作られたオリジナルスイーツをご用意。オーガニックのダマスクローズをブレンドしたブルガリア産の赤ワイン「Rose Qushe」とともに、五感で味わう非日常的でアートなひとときをお楽しみください。（このワインの売り上げの一部は、非営利の自然環境保護団体に寄付されます。）

MAKOTO SAKAMOTO
坂本真は即興演奏を主に、シンセサイザーを使った抽象表現を織り交ぜたサウンドスケープを実験的でシネマティックに表現する、サウンドパフォーマンスアーティスト、2009年よりベルリンを中心にヨーロッパで活動中の電子音楽作曲家。ベルリンで実弟/豊とのテクノミュージシャンとしてのアーティスト活動を経て、真は音楽が持つ楽曲的な要素や知識による解釈が聴衆に与える作用よりも、「音」そのものや「響き」、一般的な考えや表現の外側に位置する前衛的芸術、または表現者自身の思想や行動が直接影響する即興演奏などが聴衆に与える感覚や思考への影響力に注目し、独自のアートミュージックをリリースし続けている。現在ソロ活動と共に、作曲家でヴァイオリニストのHoshiko YamaneとのアンビエントミュージックのDuoや、ピアニストRieko Okuda、ギターリストTatsumi Ryusuiとの実験ノイズトリオ「夜光虫 / Noctiluca」などEU圏で活躍する日本人ミュージシャンともコラボレーションしている。近年、ロシア人現代美術家Andrei Molodkinとのメッセージアート活動がメディアに話題を呼び、他にもアフリカはチュニジアに住む若いアーティスト達の実験音楽育成プログラムの監督を務めるなど、アーティストとしても幅広い活動を行っている。2023年8月、ドイツのZKM / カールスルーエ・アート・アンド・メディア・センターが主催するSCHLOSSLICHTSPIELE 2023でアワード2位を受賞したSimone Serlengaの作品 ”AI + GA (人工知能+ジェネレーティブアート)” のサウンドデザインを担当、公共音楽の枠を広げるサウンドアートを披露し関係者から高い評価を得た。
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Keiji Matsuoka (nuee)
日本在住のアーティスト。液体を使ったライブドローイングをプロジェクションした視覚表現を行う。
[Drawing Drone]「曖昧な境界線」をテーマに感覚や意識が無意識に変わる様を表現。ソロパフォーマンス時には電子楽器を使った音響表現と視覚表現を同時に行う。
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