アンプ内蔵オーディオストリーマー”WiiM AMP”


スピーカーにつなぐだけで、Apple MusicやSpotifyなどの音楽サブスクはもちろん、TVも、CDプレーヤーも、レコードプレーヤーも繋げる、オーディオストリーマーアンプが登場しました。

オーディオストリーマーとは、家庭のWi-Fiを使ってインターネット上のストリーミング音源を再生できるオーディオ機器です。NAS(ネットワークハードディスク)などのネットワーク再生や、Spotifyなどのストリーミングサービスを利用できるネットワーク再生可能なオーディオ機器をストリーマーと呼びます。

アンプ部の出力も60W/チャンネル(8Ω時)、120W/チャンネル(4Ω時)と、ほぼどんなスピーカーでもドライブできる十分な出力です。
入力は同軸デジタル、LINE(RCA)、HDMI ARC。TVにHDMIケーブルを接続してTVの音声を楽しめます。サブウーファー出力も備えますのでサブウーハーを追加してシアター環境の構築も簡単にできそうです。そのほかBluetooth、USB入力にも対応。AirPlay 2やChromecast、Spotify Connect、TIDAL Connect、Alexa Cast、DLNAも利用可能できます。
店舗や仕事場での気軽なBGMなどの用途では、やはりシンプルでコンパクトなものが何より優先されるのではないでしょうか。それを5万円ちょっとの手頃な価格でという要望に応えるWiiM AMPです。

実際に聴いてみましたが、Spotifyで気軽にポップスなどを聴くには十分な音質です。
ただし、今までおすすめしてきたWiiM Proとlistudeのオリジナルアンプ”sohn”との組合せで聴く音に比べると、若干ですが中低域と高域に少し強調感があるので、パッと聴きでは華やかな音で良いのですが、よく聴くと低音が薄く感じたり、高音が少し粗い音に聴こえる印象はあります。クラシック音楽の弦の艶やかさをじっくり聴きたいなどの要望に応えるのは少し難しそうです。しかし用途次第ではそんなことは全く取るに足らない欠点ではあるので適材適所ではないでしょうか。

全体的なデザインの印象もシンプルなだけでなく質感も安っぽさがなく好感が持てます。本体を持ち上げると小さい割にずっしりと凝縮した重さを感じます。

スピーカー端子もしっかりとしたものを使っていてここにも好感が持てます。5万円ちょっとでこの内容ですので価格破壊感が恐ろしいです…。

まとめると、店舗や仕事場でのBGMにとにかく何ども繋げれるようにしておきたい方や手頃なもので初心者にも使いやすいものを探している方には、まず最初におすすめしたいと思います。
もしこれより少し値段があがってもできるだけ良い音で聴きたいという方にはこれまで通りにWiiM Proとsohnの組み合わせをおすすめします。音の広がり、奥行きや立体感、色彩感や質感の描き分けがしっかりと聴きとれる音質だと思います。もちろんさらに上を見ればキリがない世界ですので、より追求される方はハイエンドオーディオの世界へどうぞどうぞ。

—–AmazonでWiiM AMPを見る

recent posts

Pagetop